就労移行支援事業所とは何をするところですか?その1

就労移行支援事業所という言葉を聞いたことがある人が結構いらっしゃると思います。でも具体的にどんなところか知らない人が多いと思います。そんな人に就労移行支援事業所とは何をするところなのか説明します。

そもそも就労移行支援事業所とはなんですか?

障害のある人に職業訓練や就職活動のサポートなどを最大2年間行っている会社のことです。2年間というのは、2年以内に企業に就職しなければいけないからです。基本的に民間企業です。非上場の株式会社もあります。全国にあります。民間企業なのである程度競争しています。障がい者版就活予備校のようなものをイメージするとわかりやすいです。

利用するためには基本的にはお金がかかります。

月額で最大38,000円程度かかります。世帯の状況によっては減額や免除もあります。この辺は税金の仕組みと類似しています。

どんな人が利用できるのか?

障がいや難病持ちの人で、一般企業で就業が見込める人65歳未満の人なら誰でも利用できます。

利用料の減免はありますか?

生活保護受給者や市町村民税の非課税世帯は利用料が免除されます。減免してもらうためには、市区町村の福祉事務所の窓口で申請後に受給者証を交付してもらう必要があります。

受給者証とは何ですか?

受給者証というのは簡単に言ってしまうと、就労移行支援事業所で就労支援のサービスを受けさせてあげますよ。という証明書のことです。

受給者証を交付してもらうためには?

障がい者手帳、自立支援医療の受給者証、診断書のどれかが必要になります。いずれも医師の診断書が必要になります。

自立支援医療の受給者証とは何ですか?

精神科に通院すると受付にパンフレットがあります。精神科医に診断書を書いてもらい市区町村の保健所の窓口で申請すると2~3か月で自宅に郵送されます。通院時に精神科の受付に持参すると通院費が一部免除になります。2年間有効で、2年ごとに保健所に診断書の提出と申請が必要になります。面倒なのですが1年ごとに保健所に更新手続きをする必要もあります。

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